プロが教えるダーツ上達への近道

Lesson3

ダーツを真っ直ぐ(狙った場所)へ飛ばすには!

ダーツの楽しさを知り、上達したいと思ったらまず最初にぶつかる壁はダーツを真っ直ぐ(狙ったところへ)投げられるかどうか。基本中の基本とはいえ、これができなければ上達は望めません。方法は諸説ありますが、どのプロも共通して重要とするスタンスとリリースについて解説していきたいと思います。

まずはスタンスから。
スタンスは大別して3種類があります。

① オープンスタンス
足のつま先をダーツのボードに向ける立ち方です。利き手と同じ足を向けることが通常です。体の正面がボードに対してオープンになる形です。
② クローズドスタンス
足のつま先ではなく側面をボードに向ける立ち方です。利き手と同じ足の外側がラインに沿うような形になり、カラダは横向きになります。
③ ミドルスタンス(スタンダードスタンス)
先に紹介したオープンスタンス、クローズドスタンスの中間で、ボードに対して体が斜めになる立ち方です。

最初はそれぞれのスタンスで投げてみましょう。それぞれのスタンスで負担がかかる部位は違いますが、どのスタンスが一番投げやすいでしょうか?
実は、スタンスは「投げやすい」ことが大事。投げにくいということは負担のかかる部分が多いということですから、たくさんのダーツを投げることはできません。ダーツ上達のためには1本でも多く投げ最高のショットを体に覚えさせることが大事ですから、最初のスタンス選びでもっとも重要なのは「投げやすさ」なのです。
投げやすさや気持ちの余裕を大事にしてスタンスを決めるのはプロの世界も同様です。たとえば…

“何も考えないで投げよう”
出典:大崎裕一プロブログ おおさ筋肉君のenjoy物語
■JAPAN STAGEなどで華々しい成績をおさめる大崎裕一プロはメンタルを大事にスタンスを決めているようです。
http://ameblo.jp/oosakinnikun0127/entry-11193028421.html
多くのプロがクローズドスタンス、ミドルスタンスを選択していますが、無理をして真似しても上達の道は遠のくだけです。まずは自分の投げやすいスタンスでたくさんのダーツを投げ、上達して来たらスタンスを調整していくのがベストです。スタンスの調整は、プロになってからも続きます。

“木曜日から、スタンスを修正。and ウチのお兄からのアドバイスを実践”
出典:大内真由美プロブログ MYMの独り言
■クールビューティ大内真由美プロはスタンスのアドバイスを受けたらまずは実践してみるそうです。
http://ameblo.jp/puma-mym/entry-10969587482.html

“オープンスタンス。重心は、かかとにかけてます”
■流れるような動作で投げる山田勇樹プロは、ゲームの疲れを考慮してスタンスの重心を変化させたそうです。
出典:Darts Topics.Web
http://www.da-topi.jp/followme/vol65

続いてリリースです。
リリースとは、ダーツをボードに向かって飛ばす(離す)動作です。スローとも呼ばれます。
テイクバックエンドから肘を軸にし弧を描くように飛ばすスイング型、テイクバックエンドから肘を伸ばしダーツを押し出すように飛ばすプッシュ型のふたつが代表的です。
一般的なそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

【スイング型】
メリット…横のブレが少なく、腕の負担が軽い
デメリット…縦ブレが出やすく、リリースのポイントをつかみづらい
【プッシュ型】
メリット…縦ブレが少なく、リリースのポイントがつかみやすい
デメリット…横ぶれが出やすく、腕の負担が大きい

実はどちらの型で投げると決めつける必要はありません。というのも日本のプロも海外のプロも、ふたつの型を混合したハイブリット型で投げる人がほとんど。どちらかの型に比重が寄ってはいるものの、基本形がスイングでリリースのポイント時に押し出す(プッシュ)などというような混合スタイルをとっているからです。ですから、どちらの型で投げる! と決めず、自分が投げやすいようふたつの型を混ぜ合わせてみましょう。
ではダーツにとってリリースの何が重要かというと、リリースするポイントです。

“離すところの決め方。そこが難しいんですよ。ここがちゃんと離せるか離せないかが、ダーツ上達の差だと思うんですよね”
出典:DARTSLIVE(日本)が運営する公式Twitter
■JAPAN STAGEでも活躍するカリスマ安食賢一プロが大会後につぶやいたひとこととか。
https://twitter.com/search?q=%E5%AE%89%E9%A3%9F%E8%B3%A2%E4%B8%80%E3%80%80%E9%9B%A2%E3%81%99%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AE

“リリースポイントを調整すると言うよりも、それ以外のところで最後まで調整して、リリースの時だけは、感覚に頼ってやってるっていう感じですね”
出典:ダーツ上達「GOOD DARTS」公式Twitter
■THE・WORLDなどで優勝経験のある勝見翔プロのひとこと。
https://twitter.com/gooddarts_jp/status/628161168629104641

リリースのポイントは、何度も投げるにつれてフォームやスタンス、グリップ、力の入れ加減などが固まるごとに変化していきます。大事なのはタイミングを体に覚えさせること。そうすれば安食プロのように「離すべきところ」がわかり、勝見プロのようにリリースの感覚に絶対の自信が生まれるのかもしれません。

スタンスもリリースも、やはり何度も投げて「自分のモノにしていく」ことが大事ですね。